滄海のひとりごと

ナウでヤングなわけがない一研究者のひとりごと集
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イラク人質事件を通じて〜相手の立場に立つ想像力
イラク人質事件について述べた宮台氏のblogをみつけた。
宮台氏の意見は、理論的に思考している部分もあれば、一面的で不必要に扇情的・挑発的な表現も多く、どうも理性的な議論より好き嫌いによる結論が先にありきという香りも漂っているのだが、人質事件後の家族の発言に対する容赦のないバッシングについて、「明日は我が身」的な「立場可換の想像力」がないからだという指摘は、その通りだと思う。
私は、本質的には、今回人質になった人達、特に高遠さん達の行動に関してはあまり賛同できない。
そもそも、イラクでの現在の問題は主に治安や政治面の問題である。長い間経済制裁に苦しめられ現在も戦時下に近いとはいえ、世界の中では経済的にはむしろ豊かな国である。彼らが必要としてるのは物資の援助ではなく、戦争で破壊されたインフラの整備・医療・治安面での援助であろう。個人レベルで物資を援助するならイラクよりアフリカ諸国などの経済的に貧しい国々にするほうが、何十倍も意義があり、しかも安全である(マスコミに注目してもらうことはできないかもしれないし、カッコよくもないかもしれないが)。少なくとも私がなにか個人レベルで純粋に社会に奉仕しようと思う場合、現在のイラクに些少な物資を配りに行くというような発想は思いもつかない。

とはいえ、その後のネット上などでの高遠氏や家族に対するバッシングは、やはりちょっといきすぎているように思う。高遠氏も少なくとも悪意があっての行動ではなく、家族の発言に行き過ぎたところがあったとしても、肉親の命が危険にさらされているという極限状態でのできごとである。
批判が限度を超えてバッシングにまで至ってしまったのは、やはり高遠氏や家族の立場にたって考えてあげること、彼らの置かれた立場を想像して考えてあげることができなかったからだと思われる。

最近の様々な出来事に対する世論の過剰な反応をみていると、この、相手の立場に立って物事を考えるというちょっとしたことが、特に自分と違う職業や立場の人達に対してなかなかできていないケースが多いのではないか?
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コメント
from: OnlineSlot   2006/03/17 12:19 PM
Good site and good blog.Thanks
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